2.モンテッソーリ教育の目指すもの
モンテッソーリ教育は、子どもの自立を助けながら彼らが持つ可能性を伸ばす教育です。他人から言われて教具を選ぶのではなく、教師の一方的な押しつけのカリキュラムで動かされるのでもなく、子供が一番興味を持つ活動を自分で選んで活動していきます。どんな幼い子どもでも『自己』を持つところから出発します。
モンテッソーリの教室は、子どもの発育を援助するために次のような配慮がなされています。
1. 子どもが取扱いやすいサイズの用具
2. 子どもの発達段階に合った教具や活動を用意
(できるだけ本物であること)
3. 子どもの知的要求に応えられるように、系統だてて
準備された教具類
4. 教具類は常に整理整頓され、子どもたちにとって魅力的
教室の中で子どもは、いつでも自分が一番興味を持っている活動を、自分のペースで満足いくまで繰り返すことができます。成長していくのは子ども自身です。モンテッソーリ教師の役割は、教室の環境を整え、子どもが自立していくのに必要な手助けをすることです。このような環境の中で、子どもは発達につながる活動を繰り返し、自分に対する自信を深めながら成長して行きます。幼児期のこの体験こそ、自立した人間を築く土台となります。いつも親の意志通り、教師の指示通りに動かされてきてしまった子どもは、自分では何も決めることが出来ない受身の人間になってしまいます。
自立した子、手先の器用な子、身体のコントロールが十分に出来る子は、工夫し、創造し、考える子に育ちます。
モンテッソーリのめざす教育は、自立した、思考力のある、温かい、調和のとれた人格をもつ人間教育です。
|